姿勢を簡単チェック。悪い姿勢であることを示す三つのサイン

姿勢エトセトラ
mike

ここでは悪い姿勢になるとからだに現れる三つのサインについて解説します。

tora

姿勢は見てわかるもんだから、そんなの知らなくてもいいんじゃない?

mike

それが意外にそうでもないんです。姿勢は少しずつ変化する為に本人は変化に気づかない場合がよくあります。それに見てすぐわかるほど悪い姿勢になる前に気づいた方が何かと得です。

tora

悪くなればなるほど矯正の手間も増えるわけだから、確かにそうだね。

mike

又、悪い姿勢の中には一見して悪い姿勢に見えない「胸つき出し姿勢」のような姿勢もあります。ですからわかりやすいからだのサインを知っておくと何かと便利なんです。

目 次

日々見ていると気づかない姿勢の変化

 自分の姿勢をチェックするのは意外に難しいものです。

 鏡を見ればわかると思われるかもしれませんがそうでもありません。姿勢は急に悪くなるものではなく日々の日常の中で少しづつ変化していきます。そのようなわずかな変化は日々鏡を見ている方ほど見落としやすいのです。

 又、姿勢のかたちをとらえるには少なからず知識が必要です。大抵の方は背中だけに注目して姿勢を見ていますが、背中の変化が目立たない悪い姿勢もあります。特に女性に多い「胸つき出し姿勢」は背中の丸く見えない姿勢ですから、漫然と鏡を見ているだけではその変化に気づく事はありません。

 このように初期の変化を見落として、鏡を見てすぐわかるほど明らかに悪い姿勢になってしまうと、矯正が大変になるだけでなく、腰痛や肩こりなどの様々な慢性的な症状に悩まされるようにもなります。

鏡で姿勢をチェック

 そのような事にならないようにするには、できるだけ早く姿勢の変化に気づく必要があります。

 そこで、ここでは鏡を見ないでもわかる「悪い姿勢なると現れる3つのサイン」を紹介します。もし二つ以上当てはまるならば、見た目でわからなくても悪い姿勢になっている可能性が高いと考えてください。

サイン1:立った状態から足もとが見えない

 悪い姿勢になると、直立した時に足元が見えなくなります。足下を確認する時には頭をできるだけ動かさずにアゴだけ引いて見てください。もし足元が見えずにお腹だけが見えているようなら、それは悪い姿勢である証拠です。

 悪い姿勢になると足もとが見えなくなるのは、(極端に太っている場合は除いて)肥満が原因ではなく、全身が反り返ってお腹が前に突き出ている事が原因です。

全身の反り返り
全身の反り返り変形

上図の右は、悪い姿勢なると典型的に見られる「全身の反り返り変形」を模式的に図解したものです。左の正しい姿勢と比べて全身が反り返る事でお腹が前に突き出ている事がわかります。このような状態になるとお腹により視界はふさがれて、足元が見えなくなるのです。

 「全身の反り返り変形」は猫背を含めた全ての悪い姿勢における共通変形です。ですからこれは悪い姿勢を発見する一番わかりやすいサインだと言えます。

サイン2:呼吸が浅く腹筋が弱くなっている

 立った状態で大きく息を吸ってみましょう。その時のお腹のふくらみ具合を意識してみてください。お腹がふくらまず肩が上下する場合は悪い姿勢である可能性が高いと言えます。

 このように呼吸時にお腹が働かなくなる原因は、悪い姿勢により腹筋の機能が低下している事を示しています。

 同様に、腹筋運動をすると足が浮いてしまう、急に腹筋が弱くなったような気がするのも典型的な姿勢悪化のサインです。

 悪い姿勢になると腹筋の働きが弱まるのは、やはりさきほど紹介した「全身の反り返り」変形が関係しています。

全身の反り返りによる腹筋の弱まり
「全身の反り返り変形」は腹筋を弱まらせる

 上図は「全身の反り返り変形」により腹筋が弱まる仕組みを模式的に図解しています。図左の正しい姿勢では、腹筋と背筋はバランスよく働いていますが、右のように全身が反り返ると腹筋は上下に引き延ばされて力を発揮できなくなるのです。

 腹筋が弱まると呼吸時に腹圧を高める事ができず横隔膜(おうかくまく)がうまく機能しなくなります。すると、その代わりに胸から肩の筋肉が働くようになり、呼吸の度に肩が上下しやすくなるのです。

姿勢が崩れる事による腹圧低下図解

サイン3:からだを前に曲げずらい。

 悪い姿勢なると、からだを前に曲げずらくなります。いわゆる前屈のストレッチができなくなるのです。

前屈のストレッチ

 そうなる原因もやはり「全身の反り返り変形」にあります。先ほど解説したようにからだが反り返ると腹筋が弱まります。腹筋は直立姿勢を支えるのに重要な筋肉ですから、腹筋が弱まれば別の筋肉がその代わりをしなければいけません。その腹筋の代わりに働くのが、ふくらはぎを中心とした下半身の筋肉なのです。

腹筋が弱まりと比例して下半身の筋肉が緊張する。

 上図は「全身の反り返り変形」による筋肉の働きの変化を示した図です。図の赤い部分は腹筋の弱まりに比例して緊張する部位を示しています。そしてその中でも特に緊張しやすいのが「ふくらはぎ」なのです。

 ふくらはぎが緊張すると体を前に曲げにくくなるだけでなく、「足音」がうるさくなる、足がつりやすい、冷えやすいなどのサインも典型的に現れてきます。

まとめ

mike

以上、悪い姿勢なると典型的に現れる三つのからだのサインを紹介しました。

tora

これ以外にもわかりやすいサインはないの?

mike

 素足で直立した時に足のどのあたりに体重が乗っているのかを意識してみるのもわかりやすい確認方法です。
 もし、足全体ではなく、カカトやつま先に体重が偏っているようならば、悪い姿勢になりつつある証拠です。

tora

悪い姿勢になるとからだの重心位置がおかしくなるんだね。

mike

ちなみに下の関連記事は、いくつかの質問に答える事で悪い姿勢かどうかを判断できる姿勢チェックテストです。興味のある方は是非やってみてください。

 最後にポイントをまとめます。

  • 鏡で自分の姿勢をチェックするのは意外に難しい。
  • 悪い姿勢になると足元が見えずらくなる。
  • 悪い姿勢なると呼吸が浅くなり腹筋が弱まる。
  • 悪い姿勢になるとからだを前に曲げずらくなる。
  • 以上三つのサインの内二つ以上当てはまるようなら、悪い姿勢である可能性は高い。
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