姿勢矯正の年齢別傾向

姿勢矯正エクササイズ
tora

姿勢矯正するのに適した年齢ってあるの?

mike

基本的に若い方ほど矯正期間は短くなりやすいですが、高齢の方にもメリットはありますから、一概にはいえません。

tora

それぞれの年齢でメリットとデメリットがあるって事かな?

mike

そういう事です。ここでは年齢別の矯正の特徴を紹介していきましょう。

 たまに中高年を過ぎた方から「高齢だと姿勢矯正は無理ですか?」という質問を受ける事があります。

 このように姿勢矯正は若い人のやる事と思われている方もいらっしゃいますが、私の治療室に来院される方の多くは30代以降の方ですし、60代、70代以上の方も多くいらっしゃいます。

 もちろん、悪い姿勢は時がたつにつれて強固になる傾向がある為、若い方ほど矯正しやすいのは事実です。

 しかし、30代以降であっても矯正は十分可能ですし、年齢が高いからこそのメリットもあります。

 そこでここでは、年代別に姿勢矯正の特徴を見ていきましょう。

各年代の人たちイラスト
目 次

小学生高学年~高校生の10代前半まで

 未成年の子供は、本人にやる気さえあれば最短で矯正を行うことができます。

 まだ子供である為からだの柔軟性は十分ありますし、正しい姿勢の感覚(後述します)もまだしっかり残っているからです。

 しかし、一度矯正しても、からだの急速な発達により姿勢が安定せず、元の状態に戻ってしまう場合もありますので、継続的に姿勢を見ていく必要があります。

 この年代の最大の問題は「やる気の維持」です。大人とは異なり子供は自分の姿勢に対して興味や関心をほとんどもっていません。「親が言うからしかたなくやる」と考えている場合がほとんどなのです。

 その為、子供の矯正をする場合はご家族のサポートが重要となります。詳しくは以下の記事を参考にしてください。

 ちなみに、これより前の年代、幼稚園や小学生低学年から姿勢矯正を行うのは時期早々です。

 理由としては、からだの発達が目まぐるしく矯正の効果が安定しない事と、まだ姿勢矯正の意味を本人が理解できないからです。

10代前半のメリット・デメリット

矯正の期間は最短。

家族のサポートが必須。からだが未発達の為、矯正した状態が安定せず元に戻りやすい。

10代後半〜20代前半まで

 20代前半ぐらいまでは、悪い姿勢になってまだ間もない為、からだはまださほど硬くなっていません。その為、矯正はスムーズに進む傾向があります。

 しかしその一方困難なのは、未成年と同様に矯正の「やる気」の維持です。

 いくらスムーズに進むと言っても、矯正には最低1〜3ヶ月間ぐらいは必要です。しかしこの年代にとって悪い姿勢はまだ見た目だけの問題に過ぎません。見た目だけの改善に、数ヶ月もやる気を維持するのは実際なかなか困難です。

 このような事から、この年代に一番必要なのは、やはり本人の強い意志と言えます。

20代のメリット・デメリット

まだからだは柔らかい為に矯正は早く進む。

矯正のやる気の維持が難しい。

20代後半〜30代後半まで

 20代後半から30代は、姿勢矯正への意識が一番高くなる年代です。

 その理由は、悪い姿勢に伴う腰痛や肩こりなどの症状が出始める年代だからです。矯正が進むに比例して症状も改善されますから、「やる気」の維持もしやすいのです。

 からだの条件は10〜20代前半に比べて少し悪いのですが、継続が重要な姿勢矯正において、この年代の「やる気」の強さはそれを上回るメリットとなります。その為、矯正を最後までしっかりやりきれる方が一番多いのがこの年代です。

30代のメリット・デメリット

矯正が進むと合わせてからだも楽になる為、やる気の維持がしやすい。

20代に比べればからだは硬くなっている。

40代〜50代前半まで

 40〜50代になると、悪い姿勢はかなり強固になっています。

 その為、矯正の効果の現れるまでに時間のかかるケースが増えてきます。しかしその一方、個人差の大きい年代でもあり、スポーツなどの経験のある方は若年世代と同様の期間で矯正できる場合もよくあります。

 矯正の効果が出始めるまで時間のかかる傾向はありますが、そこを乗り越えれば20〜30代と傾向はさして変わりません。

40~50代のメリット・デメリット

個人差はあるが、十分矯正は可能。

30代までと比べれば矯正に時間はかかる。

60代以上の場合

 悪い姿勢は40代くらいで完成してしまう為、からだにおける条件は40代とほとんど同じです。この年代の問題は、正しい姿勢の感覚が薄らいでいる事です。

 正しい姿勢の感覚とは、人間が本来生まれつきもっている姿勢の感覚の事です。そもそも姿勢は後天的に学習するものではなく、からだが発達するにつれ自然に身につくものです。

 しかし、長い期間悪い姿勢でいると、生来もっていた姿勢の感覚が薄れて、悪い姿勢を「正しいの姿勢」だとからだは誤認識し始めます。その為、改めて姿勢を正す動作を学習しなおす必要がでてくるのです。

 50代後半にもなると、悪い姿勢でいた期間が長いために、もともと身についていた姿勢の感覚はほぼなくなっています。その為、その再学習に時間がかかる場合が多いのです。

50代後半以上のメリット・デメリット

からだの硬さは40代とかわらない。

姿勢を正す動作学習に時間のかかる傾向がある。

やる気の維持が最大のポイント

 以上、各年代における矯正の傾向を解説しました。

 ここまで見てきたように、高齢になるにつれて姿勢は硬くなり矯正は困難にはなりますが、それでも時間さえかければ十分矯正する事は可能です。

 どの年代においても一番重要なのは、「やる気」の維持です。矯正には最低でも2〜3ヶ月はかかりますから、「やる気」を維持する為の目標を最初に設定しておくのがお勧めです。

mike

多くの方の矯正の目的は、見た目にきれいになりたいです。もちろん、それで問題はないのですが、それ以外の目的もあると、やる気を維持しやすくなります。

tora

例えば「健康になりたい」とか「リラックスしたからだになりたい」とかかな?

mike

そうですね。個人によって目的も変わってくると思いますが、みなさんも自分のやる気の出る目的を探してみてください。

  最後にポイントをまとめます。

  • 年代が高くなるにつれ、姿勢矯正に時間がかかる傾向がある。
  • 50代以降になると、正しい姿勢になる動作法の学習が難しくなる傾向がある。
  • どの年代においても、「やる気」の維持が大事なポイント。
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