HOME > 姿勢Q&A> 矯正失敗の原因とその対処法

Q33:姿勢矯正が失敗する理由とその対処

 子どもの頃から悪い姿勢を気にしています。姿勢矯正にも何度かチャレンジしてみた事はあるのですが、あまり改善しません。効率のよい方法やコツはありませんか?

-お答え-

悪い姿勢と他正しい姿勢

 この質問者の方と同様、今これを読んでいる人の中にも、姿勢矯正をしたけれども失敗したという経験のある方はいらっしゃると思います。私自身は姿勢矯正そのものの難易度はさほど高くないと考えていますが、失敗される方が多いのもまた事実です。

 矯正が失敗する多くの理由は、その難易度ではなく、矯正に必要な期間が長い事にあると思います。程度にもよりますが、矯正には少なくとも数か月程度必要です。その為初めてすぐには変化はなく、日々継続する事でじりじりと矯正の効果は現れてきます。しかし、矯正の方法に何らかの間違いがあると、日々の変化がわずかな為にそれに気づかず時間だけが過ぎてしまい、結果あきらめてしまう場合が多いのです。

 このような事から、矯正を成功させる秘訣は矯正前の準備にあると思います。そこでここでは矯正前に確認すべき三つのポイントを紹介しましょう。

ゴールとなる正しい姿勢のイメージをしっかり掴む

 まず一つめは、ゴールとなる正しい姿勢のイメージを事前に把握しておく事です。多くの方は無意識に「見た目がよければ正しい姿勢」と考えていて、ゴールとなる正しい姿勢について事前に調べようとしません。しかし、これは大きな落とし穴です。

 正しい姿勢のイメージが曖昧なまま矯正を始めてしまうと、正しい姿勢ではない別の姿勢に矯正されてしまう場合がよくあります。一番多いのは、別の悪い姿勢になってしまうケースです。これは悪い姿勢の中には見た目に問題ない種類もある事が原因です。又、力んでいなければ維持できない姿勢になる場合もあります。もちろん、そのような状態ではすぐもとの悪い姿勢に戻ってしまうでしょう。

 このような事にらないようにする為には、矯正を始める前にゴールとなる正しい姿勢のイメージをしっかり掴んでおくことが重要です(※正しい姿勢については、こちらこちらで詳しく解説していますので参考にしてください)。

エクササイズを効果的に行うよう工夫する

 ある程度自分の力で姿勢矯正をするのであれば、エクササイズは必須となるでしょう。その場合、正確に行う事が重要です。ささいな間違いでも効果は半減しますから、手順に慣れるまではしっかりマニュアルなどで確認しながら行うようにしましょう。

 又、目的の部位に力がかかっているかどうかを意識しながら行う事も重要です。マニュアル通り行っているにもかかわらず効果がでない場合は大抵これが原因です。悪い姿勢のかたちは全て同じではなく個人差があります。ですから、感覚を働かせて微調整しないと目的の部位に最適な力は加わらないのです。

 例えばここで紹介している姿勢矯正エクササイズであれば、背中から首、胸から鎖骨下にかけてに力が加わる感覚を意識しながら行わないと最適な効果は得られません。

 この事は矯正に慣れてきてからも重要です。何故なら矯正の進行度合いに合わせて体のかたちも変化するからです。このように姿勢矯正をしている間は、つねに体の感覚を意識しながらエクササイズを行う必要があります。

結果をあせらず長期戦を覚悟すること

 姿勢矯正を始めたばかりの頃は、見た目の変化が少ない為にがっかりするかもしれません。はっきりとした変化は大体一か月くらい継続した後に現れてきます。その為、初めから張り切るすぎると、その変化の少なさから一~二週間ぐらいであきらめてしまう場合がよくあります。

 何であれからだを変化さるには時間がかかります。これは姿勢矯正に限った話ではなく、スポーツを覚えたりダイエットをする時なども同様です。からだの変化には「瞬発的な努力」より「継続する努力」がより重要なのです。

 姿勢矯正を始める前には、最低でも1~2ヵ月は頑張る心づもりをしておきましょう。そうする事で最後まで矯正をやりきれる可能性が高まります。


 以上、姿勢矯正を成功させる為の三つのポイントを紹介しました。これらをしっかり把握してから矯正を始めれば、成功率はかなりアップすると思います。頑張って挑戦してみましょう。


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