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悪い姿勢は太って見える

 「最近、急に太ったように感じる。でも、体重はそんなに増えていない。」
 「下っ腹ばっかりに脂肪がついたような気がする。しかも最近、慢性的に腰が痛い。」
 これらは、姿勢の悪い方から典型的に聞かれる話です。  
 実際、姿勢が悪くなると、お腹は太ったように目立つようになります。
 これは、体重が急に増加したわけではありません。
 体重はさほど変化していないのに太ったように見えるのが、姿勢悪化による肥満の特徴なのです。
 では、何故、姿勢が悪くなると、太ったように見えてくるのでしょうか?

 

上の図は悪い姿勢の三分類です。ほとんどの悪い姿勢は、この内のどれかに分類する事ができます。これら姿勢のお腹に注目してみましょう。全ての姿勢で、お腹の位置が中央より前に位置してているのがおわかりいただけるでしょぅか。わかりやすくする為に、身体中央に線を引いてみます。

 上図の赤線が体の中心線です。一番左の正しい姿勢では体の中央に線が通ってますが、悪い姿勢では、線が背中側に寄っている事がわかります。この事は、体が反ってお腹が前に突き出ている事を示しています。つまり、「悪い姿勢になると、お腹は前に突き出てくる」という事がわかるのです。お腹が前に出ていれば、当然目立つようになり、太ったように見えるというわけです。

 この事実を逆から考えれば、「お腹が突き出ているならば、姿勢が悪い可能性が高い」とも言えます。ですから、ぽっこりとしたお腹は、猫背と同様、わかりやすい姿勢悪化の基準と言えるのです。
 このような事から、姿勢の悪い人からは、以下のような事例がよく聞かれます。

  • 台所での立ち作業時、キッチン台にお腹だけがくっつく。又、たまにお腹で体を支えている。
  • 立ち姿勢で、アゴを引いて足下を覗くと、足下は見えずお腹しか見えない。
  • スボンにシャツを入れても、すぐはみ出てきてしまう。

 上記のような事例に当てはまる方は、典型的にお腹が前に突き出ていて、姿勢が悪い可能性が高いと思われます。

 このようなお腹の目立つ姿勢を長期間ほおっておくと、だんだん見た目だけの問題ではなくなってきます。お腹が前に突き出ている状態とは、腹筋が上下に引き延ばされている状態でもあります。筋肉には、引きのばれた状態だと、力が入りにくいという性質があります。つまり姿勢が悪くなると、腹筋に力が入りずらくなるのです。この腹筋の筋力低下は様々な健康問題につながっていきますか、大きくは以下の問題があります。

  • 更なる姿勢の悪化
  • 消化器系の働きの低下
  • 腹部に脂肪がつきやすくなる。

さらなる姿勢の悪化

 腹筋の筋力が低下すると、それに比例して体の反り返りは強まってきます。その結果、猫背の程度も強まり、さらなる姿勢悪化へと、悪循環になってしまいます。

消化器系の働きの低下

 腹筋の筋力低下は、腹圧の低下を引き起こします。この結果として消化器系の働きが低下してしまうのです。

腹部に脂肪がつきやすくなる

 筋力が働かないという事は、代謝が減るという事です。結果として、腹部に脂肪がつきやすくなります。


 このような悪い姿勢による肥満は、一般的な「ダイエットする」とか「腹筋をつける」などの方法では、さほど改善されません。根っこの原因、つまり悪い姿勢を矯正しないと、改善されないのです。

 上の写真は、猫背の矯正前と矯正後ですが、矯正前に目立っているお腹は、矯正後は改善されているのがわかります。この患者さんは、エクササイズを含めてお腹をへっこませる為の努力は一切してません。あくまで猫背の矯正をしただけで、お腹が引き締まってきたのです。実際、ほとんどの方は、姿勢の矯正具合に比例してお腹周りがすっきりしてきます。ダイエットをしてもお腹周りが改善されないような方は、姿勢を気にされてみるとよろしいかもしれません。


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