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ずっと胸を張ったまま・胸つき出し姿勢

胸つき出し姿勢イメージ

 上の写真は、典型的な胸つき出し姿勢の例です。

 「あれ?  これはキレイな姿勢なんじゃないの?」

 胸つき出し姿勢の例をみると、このように感じる人もいるかもしれません。確かに見た目はキレイです。ですから、この姿勢をしている人のほとんどは、自分の姿勢の悪さに気付いていません。しかし、見た目はごまかせても、身体的症状はごまかせません。実は、胸突きだし姿勢は、体にかかる負担が一番強い姿勢なのです。ですから、正しい姿勢を「健康的な姿勢」と考えた場合、胸つき出し姿勢は、一番悪い姿勢といえます※1

 注意して欲しいのは、「胸を張る」事そのものが悪いのではありません。悪いのは「つねに胸を張っている」事です。つねに胸を張っていると、胸を張った形に姿勢が固定してしまい、胸を張る以外の姿勢がとれなくなってしまいます。この状態が、「胸つき出し姿勢」なのです。

 胸つき出し姿勢の特徴を見ていきましょう。

  • 突き出た胸と、まっすぐな首(ストレートネック)。
  • 慢性的な肩こり・首の痛み。
  • 緊張しやすく、疲れやすい。
  • 呼吸が浅く、息苦しさを感じる。
  • 背中がつったように痛くなる事がある。

 胸つきだし姿勢になると、首から肩にかけてコリ・背部痛・腰痛を訴えるようになります。姿勢の変形がひどい方は、胸の肋骨が狭まるの事で息苦しさを感じるようになってきます。

 胸つき出し姿勢は、いつも姿勢を正そうと気をつかっている人に多い姿勢です。間違った姿勢矯正が原因でこの姿勢になってしまう人も多々いらっしゃいます。 なんで姿勢を正そうとして、逆に姿勢か悪くなってしまうのでしょうか。それは正しい姿勢に対する間違った認識が原因なのです。

 その間違った認識とは、「正しい姿勢とは胸をはる事だ」という認識です。なぜ、胸をはる事が悪い姿勢になる原因になるかは後に解説しますので、ここではそんなものかと思っていてください。

 私の治療室に来られた方の統計では、全体の30%の人がこの胸つき出し姿勢です。しかし、割合を男女別に見てみると、興味深い事がわかります。以下の円グラフは、悪い姿勢の比率を男女別に表したものです。

悪い姿勢の男女比

 このグラフから、胸つき出し姿勢の比率が男女で大きく違う事がわかります。男性ではわずか7%。しかし、女性は、54%、つまり女性の半数以上は胸つき出し姿勢である事がわかります。この事から、女性にとっての典型的な悪い姿勢は、胸つき出し姿勢であるといっていいでしょう。



補足メモ

  • ※1、考え方によって、正しい姿勢にはいくつかの種類があります。このHPでは正しい姿勢を「体に良い正しい姿勢」と考えています。詳しくは正しい姿勢とはどんな姿勢?をごらんください。
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