お腹(特に下腹)がぽっこり出ている姿勢、それが腰つき出し姿勢です。
猫背姿勢も胸つき出し姿勢も、少なからずお腹は出ていますが、背中の丸みよりお腹の出っぱりの方が目立って見えるのが腰つき出し姿勢の特徴です。腰が反り返っている為、お尻が後ろに跳ね返って見えます。
当然お腹は太ってみえますが、実際太っているわけではなく、腰が反り返る事でお腹が前に突き出ている為、太って見えています。ですから、腰つきだし姿勢になればなるほど、体重は増えないのに、お腹は大きく見えてくるようになります。
腰突きだし姿勢になりやすい方は、長時間立っているのが苦手という傾向があります。このような方は、胴体周りの筋力が弱いので、真っすぐ立っているとすぐに筋肉が疲労していまいます。そこで、腰を前出して、筋肉から骨に体重を移すクセがついているのです。その結果、腰つきだし姿勢になってしまいます。
この姿勢の特徴を見ていきましょう。
腰つき出し姿勢は、腰への負担が特に強い姿勢です。ぎっくり腰を繰り返したり、慢性的に腰が痛くなったりします。下半身の負担も強い為、ふとももの外側、ふくらはぎにしびれを感じている方も多いです。
私の治療室に来られる方の24%は、この腰つき出し姿勢です。