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座り方が悪いと、猫背姿勢になる

頭つき出し姿勢イメージ

対象物に頭を近づけて座る「頭つき出し姿勢」

 典型的な悪い座り方である"頭つき出し姿勢"(上図)。この頭つき出し姿勢は、猫背・腰つき出し姿勢・胸つき出し姿勢のような全身の姿勢変化と違って、肩から首にかけての局所的な姿勢変化です。しかし、時が経つと、全身の姿勢に影響して、猫背姿勢へと変化してしまいます。その変化の過程を、順を追って図解していきましょう。

1.頭つき出し姿勢のままで立つと仮定する

 もしも、座っている姿勢だけでずっと過ごしていられると考えれば、頭つき出し姿勢以上の変化はおこらないかもしれません。しかし、座っている事がいくら日常的とはいえ、通勤時間や移動時間などで、立っている時間も少なからず誰でにでもあるでしょう。仮に頭つき出し姿勢になった状態で、ただ単に立ち上がったらどうなるか、仮定してみましょう。

頭つき出し姿勢で直立

頭つき出し姿勢のまま、直立したと仮定した図

 そうすると、上図のような立って頭を突き出したような姿勢になるはずです。自分でやってみるとわかりますが、この姿勢は非常に体が不安定です。座っている時は、下半身が椅子に固定されているので安定していましたが、立ち上がると、下半身は自由な状態になるので、頭が前に出ている分だけ重心が前にぶれてしまうからです。

 では、この不安定な状態を安定させる為にはどうしたら良いのでしょうか。

2.頭を安定させる為、下半身が前に出る

 その答えは下の図をみるとわかります。

頭つき出し姿勢から猫背姿勢へ変化

  頭だけ前に出て不安定になっているのですから、頭の動きを補正するように、下半身、つまりお腹を前に突き出せば良い訳です。よろしければ、みなさんもやってみてください。頭をつき出した状態からお腹も突き出すと、姿勢がぐっと安定するはずです。

 頭の突き出る程度が大きくなれば、姿勢を補正する必要性も大きくなりますから、頭が前に出れば出る程、それに合わせて、お腹も前に前にと出て来るようになります。

 図で注目していただきたいのが、お腹が前に出た事により、背中が丸く猫背になった事。これは、お腹が前にでる動きに合わせて、背中が内側に傾斜した為です。肩の傾きと胸の傾きが合わさって背中の丸みが形成され、猫背姿勢になってしまったのです。

 このように体には、不安定な姿勢になると、体全体の位置関係を調節し、"とりあえず"安定した姿勢の状態になろうとする働きがあります。片手に重いものをもっても、そちらの方向に体が倒れないのは、片手にかかる重さに合わせて姿勢全体が変化し、体のバランスをとっているからです。しかし、悪い姿勢への変化で考えれば、この"とりあえず"の働きはむしろ逆効果になります。肩から頭だけの変化だった頭つき出し姿勢が、いつのまにかお腹をぽっこりさせた猫背姿勢に変化してしまうように、部分的な身体変化が全身に影響して、悪い姿勢になってしまう事がよくあるのです。

 まだあなたの姿勢がさほど悪くなく、頭つき出し姿勢をして座り作業をしている事が多いだけならば、座り方を注意する事で姿勢悪化を防げるでしょう。

 しかし、もう全身の姿勢が悪くなってしまっている方は、いまさら座り方を注意しても、さらなる姿勢悪化は防げますが、悪い姿勢そのものは治りません。姿勢を正す為には、矯正を行う必要があるのです。


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