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姿勢矯正の二つの要素 "体"と"意識"

姿勢矯正の二つの要素イラスト

 効率の良い姿勢矯正を行う為には、矯正の二つの要素を知らないといけません。その要素とは、"体"と"意識"の二つの要素。これらを分けて姿勢矯正を考えることで、効果的な姿勢矯正方法を選択する事ができます。詳しく解説していきましょう。

正しい姿勢ができる体づくり -体の要素-

体の矯正イラスト

  姿勢矯正の基本は、硬くなった体をやわらかくする事。
  一定期間、悪い姿勢をしていると、その姿勢に合せて体は硬くなってしまいます。体が硬くければ、当然正しい姿勢にはなれません。ですから、正しい姿勢になるように、硬くなっている体を柔らかくする必要があります。これが体の要素、「体の姿勢矯正」です。

正しい姿勢になる動作法を学ぶ -意識の要素-

意識の矯正

 もう一つの要素は、意識の要素。姿勢矯正において、大抵忘れらいている要素です。しかし、実際は体の要素と同じくらい重要な要素です。

 姿勢について一番多い誤解、それは「誰でもちゃんと意識すれば、姿勢を正せる」という誤解です。同じような誤解が「胸をはるのが、正しい姿勢」というもの。 多くの人が姿勢について「胸をはる事=正しい姿勢になる動作法」と単純に考えていますが、実はこれは大きな間違いです。 姿勢を正す事を"胸をはる"事と勘違いしてしまい、悪くなった姿勢が「胸つきだし姿勢」です。胸つき出し姿勢は、体の変形という点から見れば猫背と一緒です。(この辺については、胸を張ると隠れ猫背になる で解説しています)

姿勢矯正の動き図

 左の画像は正しい姿勢と悪い姿勢を重ねたものです。悪い姿勢が薄い緑色。正しい姿勢がグレーです。重ねて見ると変化している部位は胸周辺だけでなく、頭の位置や下半身の傾き具合など、全身が変化しているのがわかります。この事からもわかるように、正しい姿勢になる動作法は「胸をはる」 という単一の動きではないのです。もっと体全体の動きとしてとらえる必要がある動きなのです。※1

 しかし、一度悪い姿勢が身に付いてしまうと、この「正しい姿勢になる動作法」を自然に身に付けるのは困難です。スポーツの動作を覚えるのと同じように、改めて「正しい姿勢になる動作法」を学ぶ必要があります。これが意識の要素、つまり「意識の姿勢矯正」です。※2


 姿勢矯正はスポーツを覚えるのにとても良く似ています。姿勢矯正をスポーツに例えれば、体づくりが「体の姿勢矯正」技術の習得が「意識の姿勢矯正」といえるでしょう。悪い姿勢は、長期間の生活習慣により形成された身体の問題です。"体の問題を改善する事"は、"スポーツを覚える"と基本同じはずです。ものすごく当たり前の事を解説しているように感じるかもしれませんが、一般的に悪い姿勢は、態度の問題として無意識に考えられる事が多く、体の問題としてとらえられない事が多くあるのです。

 姿勢矯正を、体の問題として考え、「体」と「意識」の二つの要素に分けて考えましょう。そうすると、矯正具・施術・エクササイズの矯正法のそれぞれの特徴が見えてきます。次に章では、効率の良い姿勢矯正の方法について解説します。



補足メモ

  • ※1  確かに、胸をはった姿勢も見た目キレイに見えるかもしれません。しかし正しい姿勢は体に負担がないものでないといけないと思います(詳しくはこちらで解説しています)。今これを読んで背中が丸まっている方は、試しに胸をはってみましょう。胸をはった方が体的に力が必要なはずです。正しい姿勢なのに体に負担が大きいのは、おかしな事だと思いませんか? この辺りについては「"胸を張る"のは体に悪い」で解説しています。
  • ※2  矯正の初期段階では、大抵、不思議な事がおこります。正しい姿勢になる動作をすると、逆に悪い姿勢になったと感じるのです。例えば首猫背の人は、背中を正しく真っすぐにする動作をすると、逆にその動きを、背中を丸める動作と感じてしまいます。これは体が、悪い姿勢を自然の姿勢と認識している為でしょう。頭の意識と体の意識は、時にズレが生じます。このズレを直していくのが意識の姿勢矯正という言い方もできます。スポーツに例えれば、間違ったフォームを正しいフォームに変えるようなものです。
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