HOME > 姿勢Q&A> 姿勢の判別法

Q29:鏡を使わずに姿勢を判別する簡単な方法

 この質問コーナーで「鏡を使わないで骨盤のゆがみをチェックする方法」を紹介していましたが、同じように鏡を使わずに姿勢をチェックする方法はありませんでしょうか。

-お答え-

鏡で姿勢をチェック

 骨盤のゆがみと同様、姿勢を自分でチェックするのは意外に難しいものです。鏡を見れば簡単にできると思われるかもしれませんが、悪い姿勢は猫背だけでなくいくつか種類があり、その中には見た目には問題ない姿勢もあります。又、背中の丸みに注目しすぎて他の問題を見過ごしてしまう事もよくあります。このように見た目で姿勢を判断するのは意外に難しいものなのです。

 そこで、鏡を使わずに姿勢をチェックする方法が、こちらの姿勢チェックテストです。いくつかの質問に答える事で、悪い姿勢かどうかを判断できるだけでなく、悪い姿勢の種類まで分かりますから、この質問者のような方に最適だと思います。もちろん簡易的なテストですから、結果が必ず正しいわけではありません。より正確に判別したい場合は、自分の姿勢の写真を撮り、いくつかの線を引いて簡単な分析をするしかありません(その方法はこちらで紹介しています)。しかし、姿勢について何も知識のない方には良い指標になると思います。

 質問へのお答えはここまでで十分かもしれませんが、少しさびしいですから、ここでは「鏡を使わない3つの姿勢チェックポイント」を紹介しましょう。上記で紹介した姿勢チェックテストでは数十の質問に答える必要がありますが、悪い姿勢かどうかだけわかれば良いのなら、以下に紹介する3つのポイントをチェックすればだいたい判別できます。姿勢チェックテストをする前にまずは確認しておくとよいでしょう。

立った状態から足もとが見えない
 直立した状態で、アゴを引いて足下をのぞいてみましょう。首から動いてしまうと姿勢が変化してしまうので、アゴだけを引いて足下を見るのがポイントです。もしお腹が邪魔をして足下が見えないようでしたら、それは悪い姿勢である証拠です。お腹が視界を塞いでしまうは、太っているからではなく(極端に太っている場合は別)、全身が反り返ってお腹が前に突き出ているいからです。この「全身の反り返り」は猫背を含めた悪い姿勢における共通の変形です。

立った状態でカカトに体重が乗っている
 直立した状態で、足のどのあたりに体重が乗っているのか確認してみましょう。もし、カカトに体重が乗っているならば、それは悪い姿勢である証拠です。正しい姿勢であればくるぶし付近にからだの重心があるのですが、悪い姿勢になると重心が後ろに下がりカカトまで移動してきます。その為にふくらぎからふとももが緊張しやすくなり、前屈が苦手になる場合がよくあります。

立った状態でお腹に力が入らない。
 立った状態で深呼吸をしてみましょう。そして息を吐いた時のお腹の力の入り具合を意識してみてください。まるで力がはいってなければ、悪い姿勢である可能性が高まります。正しい姿勢であれば、息を吐く時に使われる筋肉は主にお腹の中にある横隔膜(おうかくまく)なのですが、悪い姿勢になるとお腹に力が入りずらくなる為に横隔膜がうまく働かなくなり、代わりに胸から肩の筋肉が働くようになります。その為、呼吸の度に肩が上下しやすくなる傾向があります。


 以上3つのチェック項目を確認して、全て当てはまるようなら悪い姿勢である可能性はかなり高いと考えてよいでしょう。そのような方は引き続きこちらの姿勢チェックテストを行ってみましょう。もう少し詳しい事がわかるはずです。

 先にも解説した通り、正確に姿勢を判断するには自分の姿勢の写真をとって簡単な分析をする必要があります。又は、専門家にみてもらうのもお勧めです。姿勢矯正にも関心がある方は、一度矯正治療をうけてみるのも良いでしょう。

「鏡を使わない骨盤のゆがみチェック法」についてはこちらをご覧下さい。



書籍画像
角川SSC新書 定価798円
amazonで買う
実践的な姿勢矯正エクササイズや、自己の姿勢の簡単な分析法を、詳細な図解入りで解説
詳しい書籍紹介




カイロバーナ