サイトタイトル 姿勢インフォメーション
HOME > 姿勢Q&A> ゆがみと姿勢

Q25:からだのゆがみの改善と姿勢矯正、どちらを優先すべきか

 鏡を見た時にからだがゆがんで見える事を気にしています。今までカイロプラクティックを含めていろいろな施術を受けて改善を試みましたが、完全には治らず悩んでいました。そして最近、姿勢の悪い事にも気付きました。このような場合、どちらを優先して改善した方がよいのでしょうか。

-お答え-

左右のからだのゆがみ

「からだのゆがみ」(※詳しくはこちらで解説しています)とは、肩や頭が片側に傾いているなどのように、からだに左右差のある状態を言います。ゆがみは健康な人でもありますからあまり神経質になる必要はないのですが、明らかに目立つようであれば、からだに悪影響を及ぼす場合もありますから、改善した方が良いのは確かです。

 一方、悪い姿勢も、そのままにしておけば少しづつ悪化しますし、身体に悪影響を及ぼすようにもなりますから、早めに矯正した方が良いのは言うまでもありません。

 ではこの質問者の方のように、併発している場合はどうなのでしょうか。実はそのようなケースは珍しくないばかりか多数派を占めます。ですから、どちらを優先して改善したらよいかと悩まれれている方は少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。

 結論から言うと、より優先して改善した方が良いのは、悪い姿勢だと思います。そう言える理由は以下の3つにまとめられます。

悪い姿勢になるとからだはゆがみやすくなる
 からだのゆがむ原因は様々です。左右差の大きい習慣的な動作、だらしのない座り方など。しかし、こういった直接的な原因の他に、根本的な原因もあります。実は、それが悪い姿勢なのです。姿勢の崩れた部位に通常よりゆがみが蓄積しやすくなるからです(※その仕組みはこちらで解説しています)。つまり、からだのゆがみを改善したとしても、悪い姿勢のままならば再度ゆがんでしまう可能性が高いのです。

からだのゆがみは体調により変化しやすい
 からだのゆがみは常に一定ではありません。その時々の体調により悪くなったり良くなったりを繰り返しています。多くの場合、体調が悪いとゆがみは強くなり、逆に体調が良いとゆがみは弱くなります。その為、ゆがみを完全に改善しても、体調が再び悪くなると再発する事がよくあります。

 一方、悪い姿勢も体調により変化はしますが、ゆがみほどではなく、大抵は一度矯正をすれば長期的に良い状態を保持する事ができます。その為、からだのゆがみを改善するよりモチベーションの維持がしやすいのです。

からだのゆがみはストレスを増加させない
 からだのゆがみも悪い姿勢も、からだのストレスを強めて体調を崩す原因になる事に違いありません。しかし、その仕組みは大きく異なります。

 悪い姿勢は全身にかかるストレスそのものを強めて症状を引き起こします。その為、症状の出る場所は様々です。一方、からだのゆがみは、「右側の腰だけ痛い」とか「左肩だけこる」のように、からだの左右一方だけに症状を引き起こします。これは、ゆがみがストレスそのものが強めるのではなく、ストレスをかたよらせる事で症状を引き起こしているからです。

 このような事から、姿勢矯正をして全身にかかるストレスを減少させた後にゆがみを改善する方が合理的である事がわかります。


 以上、からだのゆがみの改善より姿勢矯正を優先した方が良い3つの理由を紹介しました。私の治療室でも、悪い姿勢とからだのゆがみが併発している場合は、姿勢矯正治療を優先して行っています(ゆがみのひどい場合は平行して治療します)。ゆがみの再発を押さえられるだけでなく、姿勢の矯正された程度に比例してからだのゆがみも自然に改善される場合が多いからです。


menu_upper
書籍画像
角川SSC新書 定価798円
amazonで買う
実践的な姿勢矯正エクササイズや、自己の姿勢の簡単な分析法を、詳細な図解入りで解説
詳しい書籍紹介




menu_lowwer
カイロバーナ