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Q12:姿勢に良い椅子の選び方

 私は背中が丸く猫背で、普段から姿勢を気にしています。悪い姿勢になったのは、ほぼ一日中座ってパソコン仕事をしている事が原因だと思いますので 、正しい姿勢を保つ機能のある椅子を購入しようと考えています。そこでお聞きしたいのですが、椅子を選ぶ基準のようなもはあるのでしょうか。

-お答え-

良い椅子の選び方の紹介

 現代生活では、立っているより座って過ごす時間の方が長くなりがちです。中には一日中ほとんど座って過ごしている方も多くいらっしゃいます。そのような方にとっては、だらしのない座り姿勢を防ぐ事こそ、悪い姿勢にならない最適な方法だと言えます。この質問者の方のように椅子にこだわるのも良い考えです。何故なら、座っている時の椅子はからだの一部とも言えますから、当然、その善し悪しで姿勢も変化するからです。

 姿勢を保つ機能にこだわった椅子を調べてみると、沢山の種類のある事がわかります。中にはただ座るだけで姿勢を正す事のできる機能性の高い椅子も多数あるようです。しかし私個人は、このような機能性の高い椅子より、つくりのしっかりしたシンプルな椅子の方がオススメです。何故かというと、全ての人のからだには少なからず個人差があるからです。わかりやすく解説しましょう。

 からだに身につける商品は、必ず特定のモデルから作られています。例えば靴もそうです。靴は足の形に合うように作られていますが、足の形や大きさは人それぞれ異なります。しかし、個人の足の形に合わせていては大量には作れませんから、できるだけ共通性のあるモデルをつくり、それをもとに靴は作られているのです。

 しかし、機能性の高い靴となると話しはかわってきます。例えばプロのスポーツ選手の使う靴にはより高い機能性が求められます。その為、個人の足の形をもとにオーダメイドで作る必要がででくるのです。このように、機能が高くなればなるほど、想定するモデルのかたちを厳密にする必要がでてきます。

 これと同様に、機能性の高い椅子は、想定するからだのモデルが通常の椅子に比べて厳密です。そして、みなさんの考える以上にからだには個人差がありますから、人によっては姿勢を正す機能が逆に背中を痛める原因になってしまう事もありえるのです。

 又、機能性の高いものは汎用性があまりないという問題もあります。姿勢を保つ機能に特化している椅子は、長時間座って様々な作業をする事をあまり想定していません。ですから、行う作業によっては作業効率が悪くなってしまう事も考えられるのです。

 以上、機能性の高い椅子が全ての人にはオススメできない理由を解説しました。もちろん、あなたが実際に機能性の高い椅子に座ってみて、快適に作業が出来ると感じたならば、それはあなたのからだが「その椅子の想定するモデルに近い」という事です。その場合、あなたにはその椅子がオススメだと言えます。

 このように、椅子を選ぶ一番の方法は、実際に座ってみて、自分に合うか確認する事です。しかし、自分に合う椅子をなかなか見つけられない人は、汎用性に優れた基本的なつくりがしっかりしている椅子を選ぶのが良いと思います。特に以下のような機能を重視して下さい。

  • しっかりとした硬さのある座面である事
  • しっかりとした背もたれがある事
  • 座面の高さ調整ができる事

 まず第一に、座面は硬いものを選んで下さい。柔らかいと、お尻が沈み込んで腰が丸まってしまいます。次に、背もたれがある椅子を選びましょう。 力をかけてもあまり傾いたりしないものがオススメです。最後に、高さ調整ができるものにして下さい。

 もし、姿勢を保つ機能も欲しいのでしたら、クッションなどでお尻にくさびをいれて、骨盤が少し前に傾斜するように自分で工夫してみましょう。それだけで機能性の高い椅子とほぼ同様の効果が期待できます。このように、つくりがしっかりしているシンプルな椅子を買い、それから自分のからだに合わせて簡単なカスタマイズをするというのも個人的にオススメです。

 もちろん、座り方そのものにも注意が必要です。座り方についてはこちらで詳しく解説していますので、よろしければご覧になって下さい。


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