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何もない所でつまずくのは何故?

質問です。歩いていると、つっかかってころびそうになる事がよくあります。段差のない所でもつまずくので、歩き方が悪いのかとも疑っているのですが、もしかして姿勢とも何か関係があるのでしょうか。

-お答え-

 この方のように「つまずきやすさ」を気にされている方は、私の治療室にもよくいらっしゃいます。そうなる原因は、下半身の筋力低下や神経の病気との関係が一般的に疑われますが、悪い姿勢も典型的な原因になっていると私は考えています。

 特につまづきやすくなるのは、下腹部がぽっこり前に出ていて、からだ全体が反り返ったような姿勢です。このような姿勢の方は、つまづきやすいだけでなく、 下半身に冷えやむくみなどのトラブルを抱えている事もよくあります。

 悪い姿勢になるとつまづきやすくなる原因の一つは、からだの重心位置の変化にあります。歩いていたり立っている時のからだの重心は、くるぶしより少し前の位置にあるのが理想です。何故かというと、足首の関節はくるぶしにある為、関節の位置と重心が一致していれば柔軟に足首を動かす事が出来るからです。

 しかし、悪い姿勢になりからだ全体が反り返ると、重心の位置は「かかと」まで下がってしまいます。 すると、足を前に出した時、柔軟に足首を動かせなくなります。 当然、つまさきのコントロールもうまくできなくなり、その結果、つまずきやすくなるのです。「歩いていると足音がうるさいと言われる」「靴のかかとの減りが早い」などのよくある例は、歩行時に足首が動いてない事を示す典型的なサインです。

 又、からだ全体の反り返った姿勢は、ふくらはぎを緊張させる原因にもなっていています。 ふくらはぎは足首を動かす筋肉ですから、緊張すると足首に柔軟性がなくなる為、やはりつまづきやすくなります。「前屈が苦手」、「かかとをつけたまましゃがむ事ができない」などが思い当たる方は、ふくらはぎの緊張がつまづきやすさの原因かもしれません。

 以上、悪い姿勢になるとつまずきやすくなる理由を解説しました。次はどうすれば改善できるのか、2つのポイントを紹介しましょう。

くるぶしに重心がくるよう意識する

 歩行時に、くるぶしより少し前ぐらいに重心が位置するよう意識してみましょう。 具体的には、アゴが上がらないように目線を正面を向けて、足を前に出す時にカカトの外側から地面につくよう意識してみましょう。 これだけである程度重心のコントロールができるようになります。

 最初は意識する時間を一日30分程度だけにして、長時間やりすぎないようにして下さい。 重心の位置が変化すると、働く筋肉も大きく変化する為、やりすぎると股関節や足首を痛めてしまう事がよくあります。 例えば最初は、駅までの通勤の15〜30分だけ意識するなどにして、それから少しずつ意識する時間を増やしていくのが良いでしょう。

毎日前屈のストレッチを行う

 ふくらはぎの硬い方は、毎日少しだけ前屈のストレッチをしましょう。具体的なやり方はこちらで紹介しています。 ふくらはぎがやわらかくなると、柔軟に足首が動くようになりますから、それだけで、つまづきやすさは改善します。


 以上、2つのつまづきやすさの改善のポイントを紹介しました。 これらを実行しても改善されない方は、根本的な原因を改善する為に、姿勢矯正をする必要があります。具体的にはこちらをご覧下さい。


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