サイトタイトル 姿勢インフォメーション
HOME > 姿勢Q&A> 無呼吸症

姿勢と睡眠時無呼吸症

はじめまして。 『睡眠時無呼吸症』で困っています。姿勢矯正をすれば改善するでしょうか。

-お答え-

 姿勢と睡眠時無呼吸症との関係については、明確な研究結果がない為、はっきりとしたお答えはできません。 しかし、私の治療室での結果だけで見れば、睡眠時無呼吸症で悩んでいる方のほぼ半数に症状の改善が見られています。

 睡眠時無呼吸症の原因は、なんらかの原因で睡眠時に気道が塞がってしまう事にあるのですが、 そうなる原因に「悪い姿勢」が関わっているのではないかと私自身は疑っています。 何故なら、症状の改善の見られた多くの方は、首から肩の丸い「首猫背姿勢」だったからです。

 では何故、首から肩が丸くなると気道が塞がりやすくなるのでしょうか。 考えられる理由はいくつかあります。 わかりやすい理由の一つは、首から肩が丸くなると、必ずアゴの上がった状態になるからです。まずは下図をご覧下さい。

図左のように首から肩が丸くなると、頭は必ず下に傾きます。このままでは前を見る事が出来ない為、 目線を上げる為にアゴを上げる必要が出てくるのです。

 このようにアゴが上がった状態で寝ると、気道は圧迫された状態になりやすい為、悪い姿勢は睡眠時無呼吸症の要因の一つになっているのではないでしょうか。

 私の治療質での実例を一つ紹介しましょう。50歳代の男性で、肩こりと姿勢矯正を目的に来院されました。 お話を詳しく聞くと、睡眠時無呼吸症でも悩んでいらっしゃるとの事。 他の医療機関で治療しても症状は改善されなかった為、どうすればよいのか困ってらっしゃいました。

 男性の姿勢を見ると、典型的な首から肩の丸い首猫背姿勢でしたので、 男性には「姿勢を矯正すれば、もしかして睡眠時無呼吸症も改善するかもしれません。」とお話して、治療を開始しました。

 まず、5回程度の治療で肩こりは改善されました。しかし、この時点で睡眠時無呼吸症には変化はありませんでした。 しかし、それからさらに10回程度治療をして姿勢が目に見えて矯正されてくると、無呼吸症の症状も少しづつ改善して、姿勢矯正が終わる頃にはほぼ完全に改善されました。

 もちろん、この男性のように姿勢を矯正しても改善しないケースもあります。 しかし、いろいろな治療を試してみても一向に改善しないのならば、姿勢矯正を試してみるのはよい選択だと思います。


menu_upper
書籍画像
角川SSC新書 定価798円
amazonで買う
実践的な姿勢矯正エクササイズや、自己の姿勢の簡単な分析法を、詳細な図解入りで解説
詳しい書籍紹介




menu_lowwer
カイロバーナ