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姿勢矯正の実例 腰つき出し姿勢(2) 産後の姿勢悪化


 Fさんは、2歳のお子さんがいる33歳の女性です。腰痛が悪化して私の治療室にいらっしゃいました。
 Fさんの姿勢(上写真図)を見ると、お腹が突き出て背中が大きく反っている事がわかります。姿勢の分類としては腰突き出し姿勢ですが、腰の形が特徴的で、お尻が反り上がって下腹部が目立っています(下図参照)。

 この変形は、妊娠出産をきっかけに姿勢を悪くした方に見られる特徴的なものです。そこでFさんに妊娠時の話を詳しく聞いてみる事にしました。

 私「腰痛は妊娠前からあったのですか?」
 Fさん「時々はありました。家族からは姿勢が悪いせいだと言われていました。しかし、今のように慢性的ではありませんでした。」
 わたし「ひどくなったのは、妊娠されてから?」 
 Fさん「そうです。特に産後にひどくなりました。」


 以上の話から、やはり妊娠出産を契機に姿勢が悪化した可能性が高いと私は考えました。

産後に姿勢を悪くしてしまう人がいる

 少ない確率ですが、Fさんのように妊娠出産をきっかけとして姿勢を悪くされる方がいらっしゃいます。
 もちろん、妊娠中にお腹を突き出した姿勢(妊婦姿勢)になるのは自然な事です。そして通常は、出産すれば元の姿勢へ戻ります。しかし、出産しても元の姿勢に戻らずに、Fさんのような特徴的な形の姿勢になってしまう方がいらっしゃるのです。
 何故そのような人がいるのか、はっきりとした原因はわかりません。ただ、私の治療室での症例をみる限りでは、妊娠前から姿勢の悪かった人に多いよう思われます。そして、Fさんの場合も妊娠前から姿勢の悪い事を家族に指摘をうけていました。

Fさんの姿勢矯正の計画

 Fさんの腰痛の原因は悪い姿勢である可能性が高い為、姿勢矯正を中心に治療する事をFさんに説明しました。治療計画は週一回の施術と一日3分の姿勢矯正エクササイズと通常通り。ただし、腰の反りを改善する施術は最初から積極的に行ないました。合わせて腰反りを改善する為のエクササイズ(今後紹介予定)も早い段階から行なってもらう事にしました。

矯正3ヶ月でお腹もすっきり


 上の写真は、治療3ヶ月目のFさんの姿勢写真です。極端だった腰反りもほぼ改善されているのがわかります。背中もずいぶんすっきりして、腰痛も含めて症状は全て改善しました。治療はここでおしまいにして、エクササイズによる自己管理におまかせする事にしました。この例からもわかるように、産後の姿勢矯正といっても通常となんら変わる事はなく、特別困難な事もありません。

産後の姿勢、チェックポイント

 産後の姿勢悪化は、意外に本人は気付かない事も多く、又、時間が立つと悪化してしまうケースもあります(こちらにその例を紹介しています)。出産後、半年ほど過ぎましたら、以下のポイントをチェックしてみられるとよいでしょう。

  • 骨盤が大きくなったまま元に戻らない
  • 体重はさほど変化ないのに、妊娠前より下腹が目立つ
  • 腰痛が慢性化している
  • 下半身がやたらと張る、冷える

 以上のチェックポイントが3つ以上当てはまる場合は、一度は産後の姿勢をチェックしてみた方がよいと思います。