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姿勢矯正で柔らかくすべき二つの要素

エクササイズイメージ2

硬いのは体のどの部分?

 姿勢を矯正する為には、硬くなった体を柔らかくしないといけません。
 では、悪い姿勢になると、体のどこが硬くなるのでしょうか。
 もちろん、姿勢の悪く見えている所が硬くなっているのは当然です。仮に猫背ならば、丸くなっている背中が硬くなっている部分となります。しかし、一言に背中といっても、それは皮膚、骨、筋肉などの複数の組織からなる集合体です。ですから"背中が硬い"といっても、それを構成する全ての組織が硬くなっているわけではありません。
  エクササイズで姿勢矯正をしようと考えるならば、体の中でどの組織が具体的に硬くなっているのかは、知っておいた方がいいでしょう。何故なら、エクササイズの目的を具体的にイメージできればできるほど、矯正の効果は飛躍的に高まるからです。 
 実際の所、悪い姿勢になって硬くなるのは、ほとんどの場合次の二つの組織だと思われます。

筋肉は短縮して硬くなる

 まず一つ目は筋肉です。
 棒でできた人形をイメージしてください。人形は、棒を結ぶゴムによって姿勢を維持しているとします。
 この人形を力で曲げて猫背に変化させたとします。姿勢変化に合わせてゴムは伸びたり縮んだりするでしょう。ここで注意して欲しいのは、形が変わるのは体をつなぐゴムであり、体を構成する棒ではないという事です。棒はただ位置関係が変わっているだけですから、人形に力をかけるのをやめれば、ゴムの弾力により元の形に人形は戻るはずです。
 しかし仮に、猫背のまま、数年間人形を固定し続けたとします。
 時間が経過するにつれ、ゴムの弾力は失われて硬くなるでしょう。そうなってしまったら人形を元の形に戻そうとしても、ゴムの硬さが邪魔をして、元の形には戻らないでしょう。
 人間の骨格もこれと同様です。
 姿勢が悪くなる事で硬くなるのは、棒に相当する骨ではなく、ゴムに相当する筋肉なのです。
 悪い姿勢を長期間していると、筋肉表面の膜は縮み、又は伸ばされ、その悪い姿勢に合わせた状態に変化してしまいます。こうなると、硬くなったゴム同様、簡単には元の形には戻りません。

骨に付着する腱や靭帯も硬くなる

 人間の骨格を支えているのは、筋肉だけではありません。
 関節に近い所では硬いヒモ状の腱や靭帯、関節構造を守る組織などもあります。力を抜いた状態で腕や足を引っ張っても、簡単に脱臼したりしないのは、この腱や靭帯のおかげです。この腱や靭帯も、筋肉と同様に長い期間悪い姿勢をしていると、少しずつ硬くなり元に戻らなくなります。

悪い姿勢を主に保持しているのはどちらの組織?

 筋肉と腱・靭帯。
 これらが、悪い姿勢を形つくっている主要な組織です。しかし、特に重要のは腱と靭帯です。
 もちろん、筋肉も重要なのですが、収縮弛緩を繰り返す筋肉に、悪い姿勢を固定する力はそれ程ありません。一方、腱と靭帯は、そもそもが骨格を保持する事を目的とした組織ですから、悪い姿勢を強力に固定する力があります。つまり、腱・靭帯こそが悪い姿勢を作っている主要な組織なのです。
 しかし、この腱・靭帯をエクササイズで柔らかくするのは、なかなかの困難です。
 その理由は二つあります。
 第一に、通常のストレッチをしても力が伝わりづらいという事。
 悪い姿勢に関わる腱・靭帯は、筋肉に比べて外部からの力が伝わりにくい部分にあります。その為、通常のストレッチではうまく伸ばす事ができません。
 第二に、伸びているという感覚が掴みづらい事。
 腱・靭帯は伸びている事を感じとる感覚が筋肉に比べて弱い傾向があります。その為、ストレッチをしていも、伸びている事を認識するのが難しいのです。この事は、エクササイズの習熟度が上がらない原因にもなります。

腱・靭帯をうまくストレッチする事が姿勢矯正の要

 以上をまとめると以下のようになります。

  • 姿勢を悪くしているのは、主に腱・靭帯である事
  • 腱、靭帯のストレッチは、特殊で習得が難しく、一般的にも知られていない。

 これらの理由から、このホームページでは腱・靭帯のストレッチを中心に紹介する事にしました。
 そして、 「この運動だけやっていれば、とりあえず姿勢矯正はできるよ」という意味を含めて、腱・靭帯のストレッチをそのままスバリ「姿勢矯正エクササイズ」と呼ぶ事にしました。
  一方、筋肉のストレッチエクササイズは「筋ストレッチ」として、補助的に行なう運動として紹介します。
  まずは、腱・靭帯を柔らかくする「姿勢矯正エクササイズ」を覚える事に集中しましょう。そして、余裕があるならば「筋ストッレチ」を追加して行なうのが、一番合理的なエクササイズで行なう姿勢矯正です。


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